『風浦可符香(P.N)』製作日誌 その2

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2007/12/22 その2

■午後10時。出発30分前。イベントの準備もなんとか終わりました。いつもながらのギリギリのタイミング、ある意味時間をキッチリ使い切っていると言えましょう(いや、言えない/反語)
明日のビッグサイトでは、雨の日晴の日ブース内にてフラフラとさまよう挙動不審者が目撃されると思いますが、そこはどうぞ大目に見てやってください。

可「スルーライフ推奨です。目を合わせないようにしましょう」

それでは会場で〜〜〜

■可符香完成品画像のページ→





2007/12/22 その1

■出発当日。
夜なべして可符香さんの量産中。羽美のシリコン型はまだ硬化待ち中。
この2体は、量産を業者さんに出すと赤字確定なので自前抜きですよ。

しかしこうやって撮ったものを客観的に眺めると、なんつーか実に侘しい写真です。キシレンの臭気も出るので、昼間やってたらご近所から通報ものです。

…眠いっす。
全部うっちゃって布団に入るのはアリですか?

可「ナシです」

1周回ってアリじゃね?

可「ナシです」

レジンの破片で床がちくちくします



2007/12/21

■とりあえず可符香さん塗り終わりました。
羽美のシリコン型も片面だけ流し終わりました。でもってレジンが無くなってたので、徹夜明けの体で往復2時間半かけて日本橋まで買いに行ってきました(死)
…ハイキャスト値上がりしてました(死2)

シリコンが固まるまで、少し仮眠します。


可「この際、永遠の眠りでもいいのでは?」

可符香さん近影



2007/12/20

塗装中可符香。後ろに見えるのは換気扇

■ガレキイベントが週末に近づいてきました。
そんなわけで展示用に改修版可符香さんの塗装中。諸々遅れ気味です。
あ、再販の羽美のシリコン型もまだ出来てない…あさってには東京に出発なのに。

可「例によってデッド・ラインダンスを踊ってますね。Death!!」




2007/10/23

■とりあえずの完成から2ヶ月経過。
可符香さん、気になったところがあったんで若干の改修をかけました。
頭身が少し下がるように全体で寸詰めしてます。前作の羽美に近いバランスでしょうか。
あちこちいじってる割には、見た目あんまり変わんないですが…ガンプラの改造みたいだ(´д`;)

改修版可符香原型

←改修前 改修後→
可符香比較画像



2007/08/11


■可符香さん、完成しました!
時間が無かったので、製作上いろいろとスルーした点はありますが…。スルーライフだもの。仕方がないのです。


可「いえいえ、急遽作ったわりにはそれなりに見られる仕上がりになったんじゃないですか?」


うう、なんて優しい言葉…


可「やだなぁ、人間関係を円滑にするためのホワイトライですよ」


絶望した!!


それでは明日、ワンフェス会場で〜〜ヽ(´ー`)ノ


可符香さん完成




2007/08/09

■フィギュア彩色の最難関である目の塗り。
絶望キャラたちの目はシンプルなぶん記号が少なくて、かえって似せ辛いです。筆で描くとどうしても自分のクセが出てしまい、微妙なニュアンスが変わってしまうのが困りもの。(まあそれはそれで味になるんですが)
ということで、原作の持つフラットなタッチを再現するために、今回はデカールを作成することにしました。

ベジェ曲線は苦手…

■まずコミックから適当なカットをスキャン。それを下敷きにして、ドロー系画像作成ソフトで目の主だった線をトレースしておきます。
次に顔のパーツを真正面から撮影した画像を用意し、それにさきほどトレースした線を重ね置きます。当然最初からうまく合うわけはないので、あっちを延ばしたりこっちを縮めたりして調整。見た感じ違和感が無いところまで出来たら、いったん熱転写プリンタ(うちはアルプス社のMD-1300という機種を使ってます。現在生産終了)を使ってクリアデカールに印刷。

一重と二重の2バージョン用意してみました

■試し刷りしたデカールを実物のパーツに貼り付けてみるんですが…平面の絵を曲面の立体に乗せるわけで、やっぱり微妙にズレてたりします。あとはもう、データ修正→プリンタ出力→試し貼り→再度データ修正…の繰り返し。ピタリと合うよう現物合わせで微調整していきます。
デカールが曲面になじみにくいときは、デカール軟化剤を使ってみましょう。

貼ってみた

■4回ほどトライ&エラーを繰り返して、なんとかそれっぽく見えるようになりました。
原作の絵を元データに使うというある意味卑怯な(笑)戦法ですが、しょうがないじゃないか、筆塗りが苦手なんだから!ヽ(`Д´)ノ


可「こんなときは原作通りに逃げ込めば平気ですよ! さあ、こっちへ」


腕に自信のある方は、自分で塗ってみるほうが楽しいと思います…はい。




2007/08/07

量産してます■完成した原型をシリコン型で複製して、レジン(樹脂の一種)に置換。いわゆるガレージキットの形となりました。

今からこれに彩色のための下準備をするわけですが…。パーティングライン(パーツに残るシリコン型の合わせ目の跡)を消していく作業がとても機械的でつまらないのです。ひたすら平らになるように耐水ペーパーでシコシコと磨くのみ…。パーツの数だけ同じことの繰り返しです。

あまりにつまらない作業なので、体感時間がどんどん遅れていってますよ。作業を開始して1時間は経ったと思ったのに、実際はまだ15分しか経ってない。ああ、時間の流れがどんどんゆっくりに…限りなくゼロに近づいてゆく…。あっ!


可「体感時間が臨界点を越え逆流してしまい、過去へタイムスリップしてしまった模様です」


磨いても磨いても原型のキズが消えないようーー!
↑3日前に時かけ



2007/08/05 未明

■うわぁ、ここのスジボリ歪んでる…。あ、カバンにモールド入れ忘れ…ウフフ…


可「完成が遅れて不安が増すあまりに、限界ギリギリの臨界学校へ参加されてしまったようです。作業期限も予定を越えて、とっくにロスタイムへ突入ですよ。それはそうと今日は仏滅ですね♪」


で、出来た…原型が出来上がりましたよーー!!


可「あ、倒れた」


可符香原型完成
※クリックで拡大画像を表示します。
実物の大きさは14.5cm



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